徳島市国際交流協会丹東市訪問団報告


森住博徳島市国際交流協会会長を団長とする訪問団6名は、原秀喜徳島市長より陳鐵新丹東市長宛ての親書を携えて、20日朝、徳島を出発、関空を経て2時間ほどで中国瀋陽空港に着き、出迎えのケイ春龍氏の案内でバスに乗り、2時間ほど高速道を走り丹東市に到着しました。

 早速、丹東市のホテルにて王力威丹東市副市長他数名による歓迎式に臨み、徳島市長の親書を手渡し、携行した記念品をお渡しし、森住団長よりお招き頂いたことへの謝辞と徳島市国際交流協会として今後丹東市民との交流を進めたい旨の挨拶を中国語で述べました。

 王力威副市長からは訪問歓迎の言葉と徳島市とは姉妹都市提携16周年になるが、ますます親交を深め、徳島市長様をはじめ阿波踊り連の方々もお招きしたい旨のご挨拶がありました。続いて会場を替え、歓迎会に移り、王力威副市長の豪放磊落な人格と流暢な日本語に感心しながら、和やかでうち解けた楽しい雰囲気の中でご歓待いただききました。その中で来年9月丹東市総工会の牛莉様を初めとする数名が徳島市を訪問する旨のお話がありました。

 翌21日丹東市文連芸術中心(春名美術館)を訪問し、丹東市文学芸術界連合会議長の呉多良様にお会いし、森住団長の携行した阿波踊りの写真8点を贈呈、さっそく陳列いたしました。そののち鴨緑江遊覧船に乗り鴨緑江断橋や朝鮮戦争の残した傷跡に歴史を感じた後、対岸の北朝鮮の様相と、高層ビルの建ち並ぶ近代都市丹東市側の発展ぶり、生活力との差を歴然と感じながら船を降りました。

 午後は国際観光祭開幕式に招待され、数百人の世界各国からの市長や大使、高官達に混じって祝宴に臨み、此処で陳鐵新丹東市長と森住団長が会見し、今回の訪問の意義を確かめ今後の交流発展を誓い合いました。

 夕刻には花火大会にも招待され、断橋上にて大規模な打ち上げ花火が延々2時間行われ、身体も心臓も躍るほどの大音響と、空一面に広がる大パノラマ花火絵に恍惚とするなか、中国の発展する経済力を見せつけられた感じがしました。

 翌22日、朝鮮民族遊園会を見学、五龍山遊覧の後、前日お会いした呉多良様、一時帰国中ので徳島大学に留学中のお嬢さん呉セイ雅様に昼食を接待されました。午後は東の端緒と言われる万里の長城を歩いて観光、市内観光の後、夕刻に外事辨公室の楊培毅主任他による夕食会に招待され、この時も徳島市長様を始め市民の多くの方が丹東市を訪問されるよう要望されました。

 翌23日、本渓市に向かいアジア随一の規模を誇る鍾乳洞を観光、高速道を走り瀋陽市の栄富飯店ホテルへ、ここでも徳島市ゆかりの孫 大剛氏に招かれ瀋陽市迎賓館にてご接待をうけました、その広い庭園内では先月六カ国協議会の会場となった建物も紹介されました。

 翌24日朝、瀋陽空港発関空経由で帰国、午後4時30分頃徳島駅着。 
今回の訪問を通して感じた事は、中国の人たちの包容力のある人柄と日本特に徳島市民に対する親近感を深く感じた事。ここ数年来の中国の文化・経済力の発展の凄さ。飛行機で2時間程のこの近い超大国との産業交流の必要性と人物文化の交流の重要性を深く感じた事です。








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